慰謝料について

ダブル不倫における慰謝料請求の注意点と請求方法

不倫の場合、不倫相手に対して慰謝料を請求することができます。しかし、これがダブル不倫となると、話が複雑になり、慰謝料請求の方法も変わってきます。

今回は、ダブル不倫における慰謝料請求の注意点と請求方法についてご紹介します。

今回の記事をお読みいただくことで、「ダブル不倫における慰謝料請求の注意点と請求方法」をご理解頂けますのでぜひ参考にしてみてください。

1.ダブル不倫とは

ダブル不倫(W不倫)とは、配偶者のいる人同士が浮気をすること、つまり妻Aのいる夫Aと夫Bのいる妻Bが不倫をすることです。ダブル不倫はドラマでも取り上げられており、有名作品として「昼顔」「あなたのことはそれほど」などが挙げられますが、このダブル不倫は年々増加傾向になると言われています。

ダブル不倫にハマってしまう理由

先ほど、ダブル不倫は年々増加傾向にあるとお話ししましたが、ダブル不倫をしてしまう理由は男女で異なるようです。ダブル不倫にハマる理由にはどんなものがあるのかを男女別に紹介していきます。理由がわかることで対策に繋げられることもありますので異性がダブル不倫にハマる理由をみていきましょう。

男性がダブル不倫にハマる理由

もともと男性には、多くの種を残したいという本能が備わっています。しかし、自身が既婚者である場合、相手が未婚であると、相手が本気になってしまうと面倒なことになると考え、不倫を回避する可能性が高くなります。一方、既婚している女性であれば、お互いに「家庭を壊さないこと」を前提としてあるため、軽い気持ちで肉体関係を持ちやすく、お互いが割り切って不倫をしているため、別れ際もお互いに面倒なことが起きないという気持ちからハマってしまう人が多いのです。

女性がダブル不倫にハマる理由

「家庭がある、子供もいる」このような前提があるにも関わらず、誰かに恋をしてしまう行為は社会一般的には許されるものではありません。しかしそれがそ「禁断の恋」になるのです。女性は特にそのような「禁断の恋」には弱いもので、「最近夫が冷たい、家庭に問題がある」などという悩みがある場合は恋に恋をしてしまう人が多いようです。また、夫婦関係の中で刺激がなくなり男性から「女性としてみられている」という感覚がまたそうしたダブル不倫にハマる理由でもあります。

このように男女の性質的なものからダブル不倫にハマる理由は異なりますが、共通して言えることは「非日常のスリル」からくる刺激です。また、お互い「既婚者である」ことがお互いの「安心感」をうみ、ダブル不倫にハマってしまう人が多いということです。

しかし、ダブル不倫をしている側は楽しいかもしれませんが、ダブル不倫をされた側の心情は本当につらいものです。もう離婚をしようと決断する人もいますし、子供とや生活のことを考え、ダブル不倫の関係を解消しようと動きはじめる人もいます。ここからは、どちらの選択をするにしても必ず知っておきたいダブル不倫における慰謝料請求の注意点について紹介していきます。

2.ダブル不倫の場合、慰謝料をもらえない可能性がある?

まず、ダブル不倫の場合、慰謝料をもらえない可能性もあります。どういうことかと言いますと、ダブル不倫が通常の不倫と異なるのは、不倫被害者が二人(夫Aに不倫された妻Aと、妻Bに不倫された夫B)存在することです。当然、妻Aと夫Bにはそれぞれ慰謝料請求権があります。お互いが慰謝料を請求し合う形になるので、少し複雑になってくるということなのです。お互いが同じように慰謝料を請求すれば、結局プラスマイナスゼロ、事実上請求権が相殺されることもあるというこですね。

さらに、双方が不倫のために離婚をしない場合、不倫被害者である妻AがB夫妻に慰謝料を請求すると、同じく不倫被害者である夫Bも請求を同じようにしているため、同じ被害者にまで金銭的ダメージを与えてしまうことにもなるのです。

3.ダブル不倫でよくある「ゼロ和解」とは

ダブル不倫では「ゼロ和解」という言葉が使われます。どういうことかと言いますと、先ほど説明した通り、二つの夫婦が双方に対して慰謝料請求を行った場合、出て行くお金と入ってくるお金が同じになり損益も利益も生まないため、慰謝料は請求したものの、事実上相殺されることがあります。これを「ゼロ和解」と言います。

ダブル不倫をする当人からすると、「ダブル不倫なら慰謝料はいらないのか」と誤解してしまう人が居るかもしれません。

ただ、このゼロ和解というものは、不倫によって双方の夫婦関係が破綻しないことを前提としていて、もしどちらか一方が離婚することになれば、和解が成立しなくなるのです。

ダブル不倫でどちらか一方でも離婚した場合

ダブル不倫でA夫妻が離婚した場合、夫Aと妻Bは財産分与が行われ、家計は別々になります。この状態で夫Bが不倫相手である夫Aに慰謝料を請求しても、妻Aにはダメージはなく、夫Aが一人で慰謝料の支払いを抱えることになります。また、妻Aは不倫をした夫Aに対しても慰謝料を請求することができます。妻Aは二人から慰謝料をもらい、夫Aは二人から慰謝料の請求を受けることになるのです。

また、離婚しない場合であれば相手からは慰謝料を請求されないほうが良いわけなので、慰謝料を請求するにも相手の出方を伺う必要がありますが、離婚したのであれば自分には無関係になります。妻Aは相手から慰謝料請求を受けることを気にせず、堂々と相手に慰謝料を請求できるのです。つまり、離婚した妻Aは、相手の妻Bから夫Aへの慰謝料請求を促すことができる立場にあるわけです。

4.ダブル不倫の場合に慰謝料を請求するには

ダブル不倫で慰謝料を請求する場合、場合によっては双方痛み分けとなる可能性があるということはご理解頂けたと思いますが、すなわち両者の間で慰謝料を交換しただけということになるわけです。
以下の5項目にすべて当てはまる場合、慰謝料請求はしない方が無難でしょう。

  1. お互いの夫婦がどちらも離婚をしない
  2. 不倫の当事者以外の人が不倫関係の事実を知っている
  3. 配偶者のほうが不倫相手より過失が大きい
    (不倫相手が不倫関係を解消したがっていたが、配偶者がそれを拒絶していた等)
  4. 相手夫婦より自分たちの婚姻期間が圧倒的に長いという事情がない・その根拠を示せない
  5. 相手夫婦の婚姻関係が不倫の時点で既に破綻していたという事情がない

相手配偶者に気づかれずに慰謝料を請求する方法

双方離婚しないのであれば、ダブル不倫の被害に遭ったにも関わらず、実質泣き寝入りするしかなくなってしまうのは、相手にも慰謝料請求権がある、つまり、相手も不倫の事実を知ってしまうためです。つまり、慰謝料請求権をもっている人が二人いるのが問題なのであって、これを一人(自分)だけにすれば解決するのです。不倫相手の配偶者が不倫の事実を知らない場合に限られますが、慰謝料請求権をもつもう一人に不倫の事実を知られず、慰謝料請求権を行使できない状況にするわけです。

一般的に、不倫をした当人が今の婚姻関係を壊したくない場合、自分の配偶者に不倫の事実を知られたくはないものです。この心理を利用したテクニックになります。

妻Aが妻Bに慰謝料を請求する場合であれば、夫Bに知られないように妻Bにのみ慰謝料請求をすることで、妻Aは慰謝料請求権を相殺されず慰謝料をもらうことができるのです(夫Bは知らないうちに妻に不倫され、夫婦財産から慰謝料を支払われることになりますが…)。

(1)郵便局留めで内容証明郵便を送る

一般的に、慰謝料の請求は内容証明郵便を送付することで行われます。しかし、自宅に内容証明郵便が届けば、相手の配偶者が不倫の事実に気づく可能性は高いでしょう。かといって不倫相手の勤務先などに送付すれば、さらに問題はこじれ、解決が難しくなります。

一番良い方法は、郵便局留めで内容証明郵便を送ることです。不倫相手が配偶者に不倫を打ち明けないことが前提ではありますが、これによって、不倫相手の配偶者に気づかれることなく慰謝料を請求することができます。

内容証明郵便には、「不倫の事実、不倫慰謝料を請求する旨、請求金額等の内容」を記載します。

内容証明郵便とは

内容証明郵便は、「誰が、いつ、どんな内容の郵便を、誰に出したのか」を郵便局が証明してくれる特殊な郵便です。「そんなものは知らない」と言い逃れができないよう、相手に対してこういった文章を送りましたということを、郵便局が保証してくれるということです。

内容証明郵便を送るには、ある程度大きな集配を行っている郵便局の窓口に、「内容文書3通(受取人へ送付するものと、差出人及び郵便局が1通ずつ保存する控え)」と「差出人及び受取人の住所氏名を記載した封筒」を提出し、「配達証明付きの内容証明郵便」で送ってください。書留料と配達料、配達証明料を合わせ、料金が1,200円程度かかります。

不利な内容を書いてしまったりすると立場が悪くなりますので、可能であれば弁護士に作成・送付を代行してもらうと良いでしょう。

(2)不倫相手を呼び出して示談書に署名捺印させる

もうひとつの方法は、示談書を事前に用意し、不倫相手を喫茶店等に呼び出して、その場で示談書に署名捺印させることです。配偶者に不倫の事実を知られたくない不倫相手であれば、問題が大きくなる前に、すんなり慰謝料の支払いに応じてくれる場合が多いでしょう。不倫相手に会うという精神的苦痛はありますが、確実に早く解決することができます。

不倫相手のみに慰謝料を請求するためのコツ

どちらの方法にせよ、忘れてはならないのは、本来不倫の被害者はもう一人いるということです。

不倫相手の妻Bは基本的に配偶者である夫Bに不倫の事実を隠そうとしますが、自分一人で解決できないほど追い詰められれば、夫Bに事実を打ち明け、助けを求めることも考えられます。配偶者に打ち明けることで、夫婦関係の悪化は避けられませんが、夫Bから浮気相手(=不倫をした自分の配偶者である夫A)に慰謝料を請求してもらい、慰謝料を相殺することができるのです。

不倫相手一人に慰謝料を請求するのであれば、あまりに高い慰謝料額や厳しい条件を提示するべきではありません。相手の配偶者に不倫を打ち明けてしまう可能性が高くなるからです。

具体的には、相場より低い、不倫相手が一人で支払える金額にすること、分割払いなど支払い条件を不倫相手の希望に合わせることなどがポイントになります。
通常の不倫の相場は100〜500万円ですので、これを踏まえて金額等を決定するようにしましょう。

5.ダブル不倫における慰謝料の相場

ダブル不倫の慰謝料は、離婚をする場合としない場合で金額が大きく変わり、ダブル不倫を理由に離婚をした場合の方が、慰謝料が増額する傾向にあります。その他にも、不倫の内容や婚姻期間なども慰謝料を決める基準にされています。

ダブル不倫で離婚する ダブル不倫で離婚しない
慰謝料の額 200万円程度 50~100万円程度

このようなにダブル不倫を理由に離婚をする場合の方が、慰謝料額は多いことがわかりますが、「一方の夫婦のみ離婚するケース」では、離婚をしない夫婦側は、慰謝料額の面で損をするということになります。だからこそ、離婚をする意思がない場合は、相手側にも請求されてしまう可能性があるため、慰謝料請求を行わない方がいいということになるんですね。

6.ダブル不倫における解決策

ここまでの説明で、ダブル不倫の場合は「離婚する意思がない」場合は、慰謝料請求を行わない方がいいというお話をしてきました。とはいえ、そのままダブル不倫の関係を見過ごすわけにはいきませんよね。そこで、ダブル不倫を理由に「離婚しない場合の対策」と「離婚する意思がある場合の対策」をそれぞれ紹介していきます。

ダブル不倫でも「離婚しない場合の対策」

旦那や妻がダブル不倫をしていることがわかっても、子供のことや生活のことなどを考えると、離婚という選択は避けたいという人も多いです。つまり「離婚はしたくない」という場合には、そのダブル不倫を証明できる証拠を必ず掴んでおきましょう。

なぜなら、不倫を証明できる証拠があれば、離婚の原因を作った側からの離婚請求や要求が拒否できるようになるからです。つまり、「不倫をしている側からの離婚は基本的に認められない」と法律で定められているのです。これは万が一、ダブル不倫の結末において、夫あるいは妻が不倫相手との関係性を深め、離婚を迫られることがあった際の保険として証拠が活用できるということです。

なので、ダブル不倫をされても「本当に離婚はしたくない」と思っている場合は、現在のダブル不倫を証明できる証拠を掴むようにしておきましょう。この証拠さえあれば、例え裁判になっても、あるいはどうしても「離婚をしなければいけない状況」になっても、有利にことを運ぶことができます。一方、こうしたダブル不倫を証明できない「憶測」や単なる「メールのやりとり」などではダブル不倫の「証拠」として扱ってもらえず、仮にも相手から離婚を迫られても、認めざるおえないことがおき、これ以上の悔しさはないと思います。だからこそ、そうなる前に、ダブル不倫を証明できる「証拠」を掴んでおいたほうが良いということになります。

ダブル不倫を理由に「離婚を検討している場合の対策」

ダブル不倫を理由に離婚を検討している場合は、必ずその「証拠」を掴むようにしましょう。これは言うまでもありませんが、お子さんの親権はもちろん、慰謝料の請求額が証拠の有無で大きく変わってくるからです。つまり、非常に有利な形で離婚をすることができるからです。

離婚をする場合は、法的に有利な証拠を掴んだから慰謝料の交渉に移りますが、証拠を突き付けることだけは絶対にやめましょう。相手にとって一番苦しいのは、どのような証拠をどの程度持っているのかわからない状態です。つまり、切り札をみせないことで、相手から思わむ自白を得られることもあるからです。

慰謝料の請求額を左右するのは浮気の頻度と期間です。つまり、掴んでいない浮気の事実まで自白させることで、より高額な慰謝料になるということです。掴んだ証拠を使うタイミングは、相手が不倫の事実を認めない時や、離婚調停・裁判まで至ったときです。このように不倫を証明できる「証拠」を掴んでおくことで、当然ですが、有利な立場で離婚を進めることができるため、必ず「証拠」を掴むようにしましょう。

ダブル不倫における慰謝料請求のまとめ

今回は「ダブル不倫における慰謝料請求」について説明してきました。ダブル不倫の場合、慰謝料請求を行う際、場合によっては損をしてしまう可能性がある、ということもご理解頂けたと思いますが、ダブル不倫を理由に「離婚する場合」も「離婚をしない場合」も、そのつらい現状を救ってくれる一つが「証拠」を掴んでおくということであることも理解して頂けたと思います。ダブル不倫であろうと、不倫であろうと、されている側は本当につらいものです。しかし、不倫や浮気は単に、怒鳴りつけても、注意してもなかなか解消されるものではありません。そうした時、不倫をしてる人が「はっ」とされるのが、法的な解決方法です。つまり、法的な証明ができる「証拠」を今のうちに確実につかんでおくこと。そしてその「証拠」の使い道はあなた次第であるということです。ダブル不倫で悩まれている際は、無料で相談からできる探偵のプロに相談してみましょう。


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